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ピンク・レディー (カクテル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピンク・レディー
基本情報
種別 ショートドリンク
作成技法 シェーク
ピンク[1]
グラス   カクテル・グラス
レシピの一例
ベース ジン
材料
ジン …… 45ml
グレナデン・シロップ …… 20ml
卵白 …… 1個分
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ピンク・レディー英語: Pink Lady)は、ジンをベースとするカクテルであり、ショートドリンクに分類される。グレナデン・シロップ卵白を使うため、ピンク色に見える。ピンク・レディと記すこともある[2][3][4]

20世紀前半に誕生したカクテルのうち、もっともポピュラーなカクテルの1つ[5]

概要

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発祥の地はイギリスである。1912年にイギリスで上演されていたミュージカルピンク・レディー英語版』にちなんでおり、主演女優のヘーゼル・ドーン英語版に対して打ち上げパーティの席上で捧げられたのが最初である[2][3][4][6]

なお、日本のアイドルデュオ・ピンク・レディーの名前は、このカクテルから都倉俊一が命名した[6][7]。日本では、アイドルのピンク・レディーが活躍した時代にカクテルも人気を博した[3]

レシピの例

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レシピの例を以下に記す[2][3][4]

材料
  • ジン - 45 ml
  • グレナデン・シロップ - 20ml
  • 卵白(鶏卵) - 1個分
作り方
  1. 氷と材料をシェイカーに入れ強くシェイクする。
  2. ソーサー型のシャンパン・グラス、または大型のカクテル・グラスに注ぐ。

元来のレシピには以下のようにライムジュースとアップルジャックが加えられていた[5]

元来の材料
  • ジン - 30ml
  • アップルジャック - 30ml
  • ライムジュース - 15ml
  • レナデン・シロップ - 10ml
  • 卵白 - 10ml

類似するカクテル

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上述のレシピの材料にレモンジュースやライムジュースを加えるピンク・レディーのレシピもあり、こちらも普及している[8]

ジュースを加えた材料構成はクローバー・クラブと同じになるため、「ジュースを使わないのが本来のピンク・レディー」という意見[8]や、「レモンジュースの容量が増えるとクローバー・クラブ」という意見もある[9]

クローバー・クラブは禁酒法時代のアメリカ合衆国で誕生したカクテルであり、禁酒法撤廃後はピンク・レディーの印象が強くなっていった[8]

ブルー・レディフランス語版[1]
グレナデンシロップをブルーキュラソーにかえる。
ホワイト・レディ[1]
卵白を除き、ホワイトキュラソーを加える。

出典

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  1. ^ a b c ピンク・レディ レシピ”. サントリー. 2022年10月2日閲覧。
  2. ^ a b c 中村健二『世界一のカクテル』主婦の友社、2010年、133頁。ISBN 9784072743935 
  3. ^ a b c d THE PLACE『カクテル事典』学研パブリッシング、2014年、83頁。ISBN 9784058003206 
  4. ^ a b c 福西英三『カクテル入門』保育社、1982年、41-43頁。ISBN 9784586505630 
  5. ^ a b David Wondrich (2021). “Pink Lady Cocktail” (英語). The Oxford Companion to Spirits and Cocktails. オックスフォード大学出版局. ISBN 9780190670405 
  6. ^ a b 貫泰夫『背中から見たピンク・レディー: 駆け抜けた千八百十三日』KindleASIN B00MYKID0S  位置No.272 - 位置No.283((6)ピンク・レディーのスタッフ形成)
  7. ^ 「「スター誕生!」あの熱狂をもう一度・後編」『週刊ポスト』10月29日号、小学館、2021年、148-149頁。 
  8. ^ a b c 達磨信. “第96回 メンズクラブ発祥、ピンクの食前酒 クローバー・クラブ”. サントリー. 2022年10月2日閲覧。
  9. ^ 『カクテルの図鑑』マイナビ、2013年、36頁。ISBN 9784839946234 

関連項目

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外部リンク

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